「バンザイスクワット」のやり方
もちろん、今回ご紹介している「バンザイスクワット」でも、しっかりと太ももやふくらはぎを刺激することができ、マイオカインを分泌させる効果が得られます。
体と脳にエンジンをかける体操として、ぜひ取り入れてみてください!
1.足を肩幅に開き、まっすぐに立ちましょう。両手を上げ、大きく息を吸って準備します。
2.息を吐きながら、腕をゆっくり前に下ろします。同時にお尻を突き出しながらひざを曲げていきます。
※つま先よりひざを前に出さないことで、ひざの負担を軽減できます。
3.手を腰の上まで回し、ひざの角度は45度くらいまで曲げ、息は吐き切ります。
※徐々に深くして、ひざを90度くらいまで曲げられるようになると、さらに血圧や血糖値を下げてくれます。
4.息を吸いながらゆっくりと1の位置に戻ります。2~4をあと5回繰り返します。できるようになったら10回、目標は50回!
毎日手軽に続けられ、効率よく強い足腰を育てるスクワットは、何歳になっても健康の基本。ぼくも長年、実践し続けています。
とくに、大腿四頭筋と呼ばれる太もも前面の筋肉や、内側の内転筋群を鍛えるには、スクワットが断然おすすめ! スクワットで強い太ももになれば、階段の上り下りが楽になり、買い物などの負担も軽減。日常生活の自由を広げてくれます。
太ももの大腿四頭筋が伸ばされることで、先述の若返りホルモン「マイオカイン」があふれますし、「BDNF」という脳由来の「神経栄養因子」も出るため、認知症予防にもぴったり。